『米倉』の歴史をご紹介いたします
 『米倉』のルーツは、百年余り前の明治時代、曾祖父後藤米吉が帝国海軍の旗艦『三笠』の理容師を拝命した事にはじまります。
彼は、東郷平八郎元帥他の帝国海軍の主だった方々のご調髪を任される事となり、又英国で建造された『三笠』を日本が購入するにあたって、帝国海軍ご一行と共にロンドンに随行しました。この時、彼にとっては幸いな事に、当時のリバプール近郊の造船所がストライキに入ったため『三笠』の引き渡しは半年余り遅れ、その間、彼はロンドンのヘアサロンの実態をつぶさに見て回ることが出来ました。この経験が後のヘアサロン経営の土台となりました。後藤米吉の英国式ヘアサロンは『三笠館』と呼ばれました。


東京銀座店 (1936年〜)

 この伝統は米倉初代の米倉 近によって受け継がれ、1918年、東京銀座にヘアサロン『米倉』が誕生いたしました。
米倉 近は東京屈指のヘアサロン・日本橋『篠原理髪店』で十数年の修行の後独立し、義父 後藤米吉の『三笠館』と『篠原理髪店』との両方の流れの先にある新しいヘアサロンを模索し、ほのかに英国の香りの漂う『米倉』をつくりました。 
 神戸店は『米倉』の9番目の店として、1981年に神戸に開業し、2001年2月にトアロードに移りました。
常にご家庭の延長として、普段着のままで高級ヘアサロンでのオシャレを楽しんで頂けるよう努力を続けております。
港町神戸の明日を見つめる坂道の小さな店へ、是非お立ち寄り下さい。

『米倉』神戸店 店長      
米倉 豊     


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